律は正面からこっちを向いていた。
「どうしてって……」
まのんは屋上の扉の前で止まった。
「…どうしてだろうね?」
それだけ言って屋上から去って行った。
*注意*
以下、
海野蓮→蓮
龍前朔→朔
箭内棗→棗
霧島律→律
三浦龍平→龍
長谷川秋斗→秋
と略します。
律「何だアイツ」
律はドアの方を見つめた。
棗「俺、ああいう子好きだよ」
律「え?お前趣味わる!」
棗「可愛いじゃん?」
律「外見はね。てか、アイツ眼鏡かけてる時と印象違い過ぎじゃね?」
棗「ねえ、朔はどう思う?」
律「スルーだあ」
朔「どうって?」
棗「いや、まのんちゃんのことで」
朔「……所詮女は女だ」
律「まあね、あんな避け、マグレに過ぎないよな」
棗「そうかな?
………俺は違うと思うな」

