「でもいいのー!みんな仲間♪仲間♪」
そういう棗を放っておいて、横目で電話をしている龍前朔を見る。
かなり、コイツが気になる。
「秋、今起きたって。」
朔は棗に言った。
「もう秋ちゃんは朝弱いんだから。
迎えに行く?」
「やだよ、めんどくさい」
うわ、朔、サクッと即答☆
ていうか
そろそろ戻りたいんだけれども。
「あのさー。
あたし授業行っていい?」
あたしは3人に背を向けた。
「あっ、片桐まのん
1つ聞いていい?」
律がそう呼び止め、振り向く。
「なに?」
「蓮のストレート、どうして避けられた?」