雪の華、君の香り、君ヲ想う

「だってそやろ?
親に逆らわれへん
いい子ちゃんやぞ?」


「良い子・・・?」


直哉兄は俺の心を挑発してきた。


「やめろ、直哉兄!!」


みんなが大声で叫び、
直哉兄に詰め寄ろうとした時、
加地がみんなを止めた。


「待てっ!!」


「えっ!?」


加地の一言でみんなが止まった。


「直哉兄には何か考えがあるんや。」


「考え!?」


「見守ろう・・・」


みんなは遠目から直哉と真治を
見守ることにした。