雪の華、君の香り、君ヲ想う

「おまえなんかに、
俺の気持ちがわかるかぁ!!

ずっと縛り付けられて
毎日毎日、勉強勉強!!
友達とも遊ばれへん、
門限に遅れたら怒られて。

成績が落ちたら叩かれて、
言うこと聞かな殴られて、
怖くて怖くてしかたなくて。

いつも親の顔色伺いながら
生きてる俺の気持ちが、
おまえなんかにわかるかぁ!!!」


バキッ!!


「うっ!!」


「きゃあああーっ!!」


高志はまた真治の左頬を殴った。