雪の華、君の香り、君ヲ想う

「おまえに何がわかるんじゃ!!」


高志は瑠香を無視して、
真治に向かい怒鳴った。


「ちょっとあんたねぇ!!」


瑠香はすごい剣幕で高志に歩み寄る。


「瑠香!!」


しかし真治はそんな瑠香を遮った。


そして、首を横に振り
こっちへ来るなと合図を送った。


「真治・・・」


瑠香は真治の怖いほどの
鋭い目つきに動きを止めた。