雪の華、君の香り、君ヲ想う

高志は強く拳を握り締めた。


図星か・・・


「何が気に入らんのか知らんけど、
気に入らんことがあるんやったら
はっきり言えばええやないか。
面と向かってはっきりと。

どうせたいしたことじゃないんやろ?
だから言われんねやろ?」


「・・・・・」


「もう中学生やねんから、
親が怖いからって、
何も言わへんのはどうかと思うで?」


俺には君のことがすべてわかっている。
そんな上からモノを言う口調で
俺は話しかけた。

すると、高志くんの体から
異様な雰囲気を感じた。


よし、あと少し・・・