雪の華、君の香り、君ヲ想う

「俺は先生の助手をやっている者です、
お役に立てるかもしれません。」


女の人は少し戸惑った表情を見せる。


「ちょ、ちょっと真治!!」


佳奈が慌てて真治を止めた。


が、真治はそっと佳奈の手を持ち
大丈夫という顔をした。


「お願いします。」


真治は女の人の顔をじっと見た。


いつになく真剣な顔の真治。