「なんで? わけわからん。」


「フフッ。」


佳奈は納得いかない顔をする
瑠香を見て微笑んだ。



「じゃあ、告白はしたん?」


「してないよ。」


「なんで? したらええやん。
絶対相手は佳奈さんのこと好きやって。」


「う~ん・・・ 別にいいの。」


「なんで?」


「今のままで十分幸せだから。」


「も~う・・・
佳奈さんもわけわからん。」


瑠香は不満そうな顔をして
椅子に力なく座った。