雪の華、君の香り、君ヲ想う

「真治もたくさん辛い想い
してきたよね?」


「えっ!?」


「お姉さんのこと、
お父さんのこと・・・
いっぱい苦しんできたよね?」


「・・・・・」


「今度は私に真治を支えさせて?

真治にはいっぱい支えてもらった。
辛い時、苦しい時、
いつもそばにいて支えてくれた。

私の生きる目標まで見つけてくれて、
生きる喜びも教えてくれた。

今度は私の番。

真治が辛い時、苦しい時、
私が真治を守る!!


私に何ができるかわからんけど、
真治の夢、私にも応援させて?

真治の一番近くで・・・

今度は私が真治を支えるから。」


瑠香はそう言って、
そっと俺の手を握り締めた。



「瑠香・・・」



「だから・・・

だから・・・」