雪の華、君の香り、君ヲ想う

「ふぅーっ・・・」


俺は鉄成の控え室を出て、
一つ息を吐いた。


「さっ、帰るかな。」


俺が関係者通路を歩き出すと。




「勝手に決めないでよ。」


えっ!


俺は声のする方を振り返ると、


「瑠香・・・」


そこには瑠香が立っていた。