雪の華、君の香り、君ヲ想う

「瑠香はもう俺は必要ない。
そんな気がした・・・」


「真治?」


「たくさんの人に声援をもらって、
瑠香、ホンマに幸せそうやった。

あんな瑠香見たん初めてや。

もう俺の役目は終わりやな・・・」


「そんなことないよ、
だって最後の歌・・・」


「きっとこの世界が
瑠香を幸せにしてくれる。

いい人も見つかるやろう。

俺は、瑠香が幸せになってくれたら
それでええねん・・・」


「真治・・・」


真治の淋しげな顔を見せた。