雪の華、君の香り、君ヲ想う

「で、どうやった?」


「どやったって、
見たんやろ?」


「真治の感想を聞いてるんやん。」


「うん・・・よかった・・・」


俺は少し間を置いてから
笑顔でそう答えた。


「そっか。」


俺の笑顔に佳奈もニコッと微笑んだ。



「瑠香ちゃんの最後の歌、
あれは・・・」


「俺の出番も終わりかな・・・」


「えっ!?」


佳奈が何かを言いかけた時、
俺はそれを遮るように言葉を発した。