雪の華、君の香り、君ヲ想う

「じゃあ、また。」


「じゃあね。」


「おう。」


「ありがとうございました。」


鉄成と佳奈は病室を後にした。



瑠香は二人の後姿を
見えなくなるまで見送った。


真治はやさしく瑠香の肩を抱きしめた。