雪の華、君の香り、君ヲ想う

「早速やけど、啓。
返事聞かせてくれ。」


真治は啓に何か答えを求めていた。


「ああ・・・」


鉄成は瑠香の顔を見た。



「瑠香ちゃん、
俺と一緒に歌ってみいひんか?」


「えっ!?」


「たくさんの人の心に響くような歌、
歌ってみいひんか?」


瑠香は何を言われてるのか
全然わからない様子で、
視線を鉄成から真治にずらした。