雪の華、君の香り、君ヲ想う

俺はそっと瑠香の手を握った。


冷たい・・・


そう感じたと同時に、
瑠香は体をビクッと震わせた。



「瑠香?」


瑠香は小刻みに震えている。



「離・・・して・・・」


「えっ!?」


「離し・・・て・・・」


瑠香の震えはだんだん酷くなり、
俯きながら怯えている。