雪の華、君の香り、君ヲ想う

ガンッ!!


俺は屋上のドアを勢いよく開けた。


冷たい風が一気に吹き寄せる!!



瑠香・・・


瑠香・・・



さっきのどんよりした雲が
ちらちらと雪を降らしていた。



「瑠香ぁぁぁー!!!」


俺は瑠香の名前を大声で呼んだ。