雪の華、君の香り、君ヲ想う

「そりゃ瑠香ちゃんに
助かってほしいから・・・」


「お医者さんだから・・・?」


「えっ!?」


「私・・・生きたくなかった・・・」


「・・・・・」


「私、生きたくなかった・・・
あのまま死にたかった・・・」


「瑠香ちゃん・・・」


「なんで助けたのかな・・・」


瑠香は布団をギュッと握り締めた。