雪の華、君の香り、君ヲ想う

「真治、毎日来てるね?」


「うん・・・」


佳奈がそう瑠香に話しかけると、
瑠香は暗い顔で俯いた。



「どうしたの?」


佳奈が心配そうに瑠香の顔を覗きこむ。


「佳奈さん・・・ なんで真治は
・・・私を助けたのかな?」


「えっ!?」


「なんで・・・?」


瑠香の悲しい瞳に
佳奈は思わず言葉に詰まった。