雪の華、君の香り、君ヲ想う

瑠香は日に日に回復して行った。
少しずつだけど、
ご飯も食べるようになった。
しかし、回復には
まだ時間がかかるだろう、
精神的なものもあるしケアが必要だ。


それにしても瑠香は強い子だ。


あれだけのことがあっても
笑っている。
精神的に強くなったのかな・・・



「じゃあ、俺は学校行くから
ゆっくり休むんやぞ。」


「うん。頑張って・・・」


瑠香はそう言って微笑んだ。


「おう、行って来るわ。」


俺は瑠香と佳奈に見送られながら
病室を出た。