雪の華、君の香り、君ヲ想う

真治・・・?


ぼやけた目で微かに捉える真治の姿。


やがてはっきりと見えてくる・・・


真治・・・


真治はベッドにもたれ眠っていた。


真治の姿を見て瑠香はホッとした。



また・・・真治に助けられたんだね・・・



ぴくっ。


瑠香が真治の手を握り返そうと動かした。


「えっ!?」


指の動きに気付いたのか、
真治がパッと起き上がった。