雪の華、君の香り、君ヲ想う

「おまえ、瑠香ちゃんに
一生その負い目を背負わせて
生きさすんか?」


「えっ・・・」


「私のせいで真治は
心療内科医なれませんでした。
その十字架を一生背負わして
生きさすんかっ?」


「・・・・・」


「おまえ、さくらさんと
何を約束したんや?
さくらさんはどんな思いで
おまえをずっと支えてきたんや?」


姉さん・・・


真治の目には涙が溢れ出た。