雪の華、君の香り、君ヲ想う

俺は勢いよく病室の扉を開けた。


すると、そこには将大が立っていた。


「将大・・・」


「どこ行くんや?」


将大はまるで、俺が今から何をするか
わかっているような
そんな目で俺を見ていた。

俺はキッと将大を睨んだ。


「瑠香を傷つけた奴らを
ぶっ飛ばしに行く!!」


「・・・・・」


俺が将大の横を通り過ぎようとしたら、
将大に腕を掴まれた。