雪の華、君の香り、君ヲ想う

「はっ!!!」


ガバッ!!


俺は嫌な夢に飛び起きた。



「真治!! 大丈夫?」


「佳奈・・・?」


いつの間にか外は明るなり、
朝になっていた。


「すごいうなされてたよ?
大丈夫?」


佳奈が俺の顔を覗きこむ。



瑠香・・・


俺は繋いだままの手を見て、
瑠香の顔を見た。