雪の華、君の香り、君ヲ想う

「じゃあ、真治。
瑠香ちゃんを頼むな。」


「はい。」


「また明日来るから。」


「ああ。」


みんな夜遅くまでいたが、
明日も仕事のため家に戻ることになった。



瑠香・・・


俺がそばにいるからな。


淋しくないからな。


俺は一晩中、瑠香の手を握り締めていた。