雪の華、君の香り、君ヲ想う

ガラッ。


俺は病室のドアを開けた。


瑠香・・・


目の前にはたくさんの管が
繋がれた瑠香の姿・・・


みんなが瑠香を見守っている。
瑠香の両親も来ていた。


俺はそっと近づき、
瑠香の左手を両手で掴んだ。



瑠香・・・


生きてくれ・・・


生きてくれ・・・


俺のために・・・