兄貴は一礼してからその場を離れた。


俺はそんな兄貴の背中を追いかけた。



「兄貴!!」


「真治・・・」


「瑠香どうなんだ?
助かるのか・・・?」


「やるべきことはやった。
しかしかなり危険な状態だ・・・

それに彼女は・・・
乱暴されてる・・・」


えっ・・・?


なっ・・・


真治は怒りが込み上げ拳を握り締めた。