「瑠香っ!! 瑠香っ!!」


真治が何度も叫ぶが
瑠香はぐったりとして反応が無い。


「おいっ、瑠香っ!!
目開けろや!!
おいっ!! おいっ、瑠香ぁ!!」


必死に呼びかける真治。
しかし瑠香は動かない・・・


「瑠香・・・瑠香ぁー!!

うわぁぁぁぁぁー!!!!!」


真治はその動かない瑠香の体を抱き寄せた。


薄暗い校内に真治の叫び声が響いた。


空からは無情にも真っ白い
綺麗な雪が降り始めていた。