雪の華、君の香り、君ヲ想う

「真治・・・
大好きだよ・・・」


瑠香・・・


「おい、瑠香!!
今どこにおるねん?」


「ごめんね・・・

いっぱい迷惑かけて・・・
ごめんね・・・」


「ごめんはええからどこやねん?」


「真治・・・さよなら・・・」


「はっ!? おい、おい!!
瑠香っ!!」


プーッ、プーッ、プーッ。


瑠香は『さよなら』
その言葉だけを残して電話を切った。