雪の華、君の香り、君ヲ想う

「どうした?」


「真治・・・ごめんね・・・」


瑠香? 泣いてるんか?


「何がごめんやねん?」


「私・・・やっぱり・・・
ダメみたい・・・」


「はっ!? 何が?」


「せっかく真治に・・・
助けてもらったのに・・・
私・・・ううっ・・・」


「瑠香? どうした?
何があった?」


「もう・・・ダメ・・・」


電話の向こうで瑠香がすすり泣いている。