雪の華、君の香り、君ヲ想う

「これ重いんよね・・・」


「どれ、俺が持ったるわ。」


「ありがとう。」


俺は床に置いていたダンボール箱を抱えた。



「真治、佳奈!!」


「んんっ?」


「将大!!」


佳奈が玄関先を見ながらそう名前を呼んだ。