雪の華、君の香り、君ヲ想う

「はっ!!」


真治は不意に何かが
聞こえたかのように顔を上げた。


何だ今の・・・?


なんかすごく嫌な感じがする・・・


気のせいか・・・?



「真治!! ちょっと手伝って。」


佳奈は俺を呼んだ。


「おう、わかった。」


真治は開いてたノートを閉じて
部屋を出た。