雪の華、君の香り、君ヲ想う

ごめん・・・


真治・・・


私は両手で手すりを持ち、
乗り越えようとした時!!


ガシッ!!


「つかまえたぁ~。」


男に手を掴まれた。


「逃がさへんで。」


そう言って男はニヤリと笑った。



「ああっ・・・ ああっ・・・

いやぁぁぁぁぁぁー!!!」



瑠香の声が屋上に鳴り響いた。