雪の華、君の香り、君ヲ想う

「いてっ!!」


男は突然瑠香から唇を離した。


「こいつ・・・」


男の唇から血が流れてる・・・
瑠香が男の唇を噛んだんだ。


男の力がフッと抜けたときに、
瑠香は男の横をすり抜け逃げた。



「許さん・・・」


男は怒りに満ちた表情を見せた。