雪の華、君の香り、君ヲ想う

「ごめん・・・」


「何で嘉美が謝るの?」


「だって・・・私・・・」


「大丈夫だよ。」


そう言って瑠香は、
嘉美の肩をポンっと叩いた。


「じゃあ、行って来るね。」


「ああ・・・」


瑠香は嘉美の横をすり抜け教室を出た。