雪の華、君の香り、君ヲ想う

「嘉美。」


「瑠香・・・
ちょっといい?」


嘉美はとても神妙な顔をしていた。


「うん。」


瑠香が嘉美に近づくと、
嘉美の指先は微かに震えていた。


嘉美・・・

まさか・・・


瑠香はとても嫌な予感がした。