あんないい奴なら、
他にいくらでも
いい女の子いるだろうに。


それなのに、
あたしを好きになってくれた。

そう思うとあたしって、
この上ない幸せ者なのかも。


な〜んて、思ってしまった。



=*=*=*=
授業中

「よってこの公式を…」




あたしが真面目に
ノートをとっていると、
携帯のランプがチカチカと
光っているのが目に入った。



ディスプレイを見ると、
新着メール1件。

こんな時間に?
ってことは、Blogの更新通知か
どこかの広告メールか…。




しかし、あたしの予想は見事に
はずれていて。

受信ボックスに入っていたのは
永遠からのものだった。




《今日会える?》


みじかっ!!!
相変わらず、ふいに短文メール。


調子いい時は結構長いくせに。
ま、あたしもメール苦手だし
いいんだけどね。


――――――――――
To:永遠
Sub:Re:

会えるよ(^O^)

でも今日Offだから、
夕方まで友達と遊んでる*

永遠、部活でしょ?


―――――――――




送信っと。

何だか不思議。
こういうメールとか来ると、
付き合ってるんだって
実感できる。



ぁ、返信きた。
案外早いな。




From:永遠
Sub:Re2
――――――――――
うん、部活(-ω-)

でも7時半くらいには
終わるから。


――――――――――




了解。


ちなみに今日は、
奏美と遊ぶ予定。



でも奏美は遅くまでは
遊べないから、
7時くらいには
バイバイなんだ。