トモに彼女がいる、って知ってからもトモからのメールや電話は続いた。


トモはあたしがあのこと見てたの知らないから...

『友達以上、恋人未満』って距離を保ちながら接してくる...。


あたしはそれが苦しくて毎日毎日、泣いてた。






そんなある日...

「藍ーっ!!今日の放課後さ、先生に呼ばれちゃって...ちょっと教室で待っててくんない??」


「うん。全然大丈夫だょ!待ってる〜♪」


「ありがと♪パパッと終わらせてくるからさっ☆」



彼女はあたしの唯一の親友、
【星野 未来(ホシノ ミク)】

身長が高くてめちゃくちゃ美人で、
だれにでもフレンドリーで、
頼れるお姉さんキャラ。

でもホントはすごく寂しがりやで心が弱い娘だってことは、あたしくらいしか知らないカモ☆

お互い必要不可欠な存在なんだょね♪


未来とは家も近いから一緒に帰ってるんだ。





そして放課後、あたしは教室で窓の外を眺めてた...