「...あたしだって...龍と離れたくない...龍が他の女の子を好きでも、少しでもあたしのこと想ってくれてるなら...傍にいたい。...龍が、好き...」


「ごめん...ごめんな、藍...弱い男で、最低な男でごめん...」


「...ヒクッ...りゅ...ぅ...」


「藍...好きだ...」






そう...

この時別れていれば、

苦しい道に進んでいなければ、



もっと笑っていれたかもしれない。

もっと幸せになれたかもしれない。




...でもね。


あたしは龍と一緒にいたい、

そう思っちゃったんだ。




周りの人から見たら、おかしな話かもしれない。
理解出来ないかもしれない...


それでも、この人の傍にいたいって思ったんだ...




例えあたしだけを見てくれなくても...