双子☆Love Another Story


「えっと、確か、洋子の教室は……」





違う学年の僕が歩いていると、残っている洋子と同じ学年の子たちの目が気になるけど仕方ない。





「あ、ここだ。」





僕は、中に入ろうとした。






「……好きなの?」






……ん?洋子の声……誰かと一緒なのかな?





僕はそっと教室の中を覗いた。





……誰だ?あの男子。





「……好きなんだ?」





……何?





「……坂井さんってそんな風にからかったりするんだ。何かイメージと違った。」






「そうかな?」





「うん。」





……何であんなに楽しそうにしゃべってるの?