双子☆Love Another Story


「いつも、放課後はここで待ち合わせなんだけど……。」





「何かあったのかもよ?先生に呼ばれたとか。」





「うーん……」





「優ちゃん、迎えに行ってあげたら?きっと喜ぶよ?」





そっか。迎えにいけばいいんだ。なんで今まで気がつかなかったんだろう。






「うん、そうしてみる。ありがと。」





「いえいえ。優ちゃん、何だかとっても幸せそう。私も嬉しい。」






「……ありがとう。」





僕はそう言って微笑み、洋子の教室に向かった。