「……さすがに片づけただけあって、綺麗になってるな。」 「でもね、でもね、ほんの少ししか汚れてなかったんだよ?」 「はい、はい。そーいうことにしといてやる。」 佑樹はそう言って、小さなテーブルの前に座った。 「……ねぇ、疲れてない?お母さん、あんな感じだから。」 「いや、全然。楽しかったよ。」 「なら、いいけど……」 「でも、お父さんの質問には驚いたな。」 「あれは……」 「梨香も赤くなるし。」 「仕方ないよー。」 私がそう言うと、佑樹は私の腕を引っぱった。