「そんなこと……」 俺は、あたふたしてまだ俺の存在に気がつかない梨香の肩に手をおいた。 「佑樹!」 「普通、駅前っていったらもっと駅の近くだろ?これじゃあ、駅前のバス停じゃねぇか。」 「……ごめん。」 「それに……」 俺はそう言って、梨香の耳元に口を寄せた。 「……足出しすぎ。」 「えっ?そ、そうかな。」 「……あぁ。嫉妬しちゃうよ?」 俺がそう言うと、梨香の顔が赤くなった。 「……今度から、ミニスカートは俺と一緒の時以外禁止な。」 「……うん。」 ……ほんと、らしくない。