双子☆Love Another Story


「今度の日曜、梨香の家に行くことになった。」





「そっかぁ。よかったねぇ。佑樹が優しい表情になるのは、いつも梨香のことだね。」






「そりゃそうだろ。」






俺はそう言って、立ちあがった。






「優介は、どうなんだよ?優しい表情にしてくれるやつはできたのか?」





俺がそう言うと、優介は途端に顔を赤くした。





……分かりやすい。





「まぁ、また報告しろって。応援してるから。さてと、風呂入って来る。」






「……うん。」






優介には幸せになってほしい。本当にそう思う。