双子☆Love Another Story




「これ、約束のお弁当!」





「……ありがとう。」





次の日になっても、僕の心のモヤモヤは晴れなかった。






あんなに楽しみにしていた洋子のお弁当も、素直に喜べない。






「……どうしたの?昨日から変だよ。」





僕が黙って、お弁当を食べていると、洋子が突然大きな声でそんなことを言った。





僕が洋子の顔を見ると、その目には涙が浮かんでいた。





「私、何か怒らせるようなことした?」





……ダメだな。やっぱり。好きな人を泣かせちゃうなんて。





「……昨日の放課後。洋子、告白されてたでしょ?」





「……告白?」





洋子は僕の言葉に、首を捻った。