帰り道・・・

ケータイを見てみると、憂季からメールが来ていた。

≪メルしたよッ!いま帰り?莉緒が呼び出しくらってたことさっき思い出したwwつーかさ、五十嵐くんと莉緒が知り合いとかびっくりしたしwwなにげさぁ合いそうなんだけどww≫

「はァ?ありえないし。」思わずつっこんでしまった。

・・・・・

なんか視線を感じる・・・

怪訝な目でサラリーマンやOLに見られてる・・・

あ、ここは電車だ。って電車!?はぁ・・・。

「すみません・・・黙ります・・・」

これが、あたしのくせ。

どこだれ構わずつっこんじゃうとこ。

朝もそう。心でつっこんだつもりだったのに・・・

とりあえず、返信しよ。

≪いま電車ー。tk憂季がメールで変なこと書くから、大声だしちゃったしwwどうしてくれんだよッッ≫

送信・・・

♪~♪~♪~♪

返信早っっ!さすがギャル・・・

≪どんまーい!莉緒ってさクールっぽいのに何気天然だよねww本音やからwwあっ今からバイトだからbyebye。また明日ねww≫

本音とか・・・ないない。

ってか、憂季ってバイトしてるんだ。意外。

つーか早く帰りたいな。さっさと着いてくれんかな?

そう思いながらあたしは混雑した電車のなかでゆらゆら揺られながら、早く着くことを願った。