「ねえ。陽菜未?何であんな強いの?」
今はカフェでお茶してる
…っていうのは愛香と陽菜未だけ。
俺は近くのベンチで休んでる。
何でも
「陽菜未とガールズトークするのお!邪魔しないで!」
…だそうだ。“邪魔しないで”ってありゃねえな。
しかし暇だ。どーすっかな~?
そう思ってたら前から、龍と拓哉がきた。
「よ!波瑠、1人?」
「お前も寂しいなあ?」
「おまえ等と違って寂しくねーよ!」
こいつらは唯一、気を許せるダチだ。
「俺はあいつ等と一緒に来たんだよ」
カフェにいる、愛香と陽菜未を指差す。
「おお!どっちも美人じゃねぇか!お前、どーやってしりあった?」
「俺はアッチがタイプだな!」
と龍は陽菜未を指差す。
「やめたほうがいいぞ、ナンパは。今陽菜未、機嫌わりーから」

