アナタをいつまでも。



『よしよし!お前はいい子になるぞ~』


ーーーーー…
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ーーーーーーー…



バサッ…




「ほんと…なんなの今更」



ポタッポタッ…


「? あ…っ、何で…」


鏡を見ると、頬が濡れていた。




「アナタは…陽菜未は何が悲しかったの…?」


自分自身に問いかけた声は、虚しく部屋に響き渡った。