アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】

「ん、でも」


「ん?」


「あたしは……。
瑞貴サマみたいな柊真じゃなくて。
そのままの柊真が大好きだよ」


クイクイっと。


柊真の服のすそを引っ張る。


「だから……。
これからもずっと……。
このままの柊真でいて……」


その言葉は……。


最後まできちんと言えなかった。


……っていうよりも。


最後までちゃんと言わせてもらえなかった。