アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】

「ダ―メ。
今日は、ここにいろよ」


柊真に手首をつかまれて、元の場所に座らされた。


「久世先輩は、姉ちゃんに用事ってことは……。
もう、おまえとは、関係ないってことだろ?」


あたしを見ることなく、前を見ながら柊真が聞く。


「う、うん。
あたしたち……。
付き合ってなかったって瑞貴サマに言われた」


あたしも、柊真を見ることなくつぶやいた。


「付き合おうっていってないから、つきあってないって、瑞貴サマが……」