アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】

それに対して、瑞貴サマはフッと笑った。


「もともと僕は、芸能活動に興味はないんだ」


「それならどうして……」


目を見開いたあたしに、瑞貴サマは、キレイな笑顔を見せた。


でも、そのあと出てきた言葉は、およそキレイな笑顔とはかけ離れたものだった。


「ん?
そうだね。
親への反発……ってヤツかな」


「えっ」


「ウチは代々、会社を経営していてね」


瑞貴サマは、組んだ指の先を見つめながら、ぽつぽつと語りだした。